2012.02.14
大人の修学旅行―雪国ツアー [つなげる楽校]
前回の雪国ツアーの記事には多くのみなさんから反響いただきました。1日アクセス、1000件も超え、長々とした文章読んでいただき、ありがとうございます。あの文章は、工藤農園さんの山ぶどう原液「月山の宴」の箱の中にも入るそうです。ちなみに、その箱には、地区の手づくり地図なども入って、コミュニティ感満載の商品です。
さて、昨日は、すぎなみ大人塾が、2つのグループ(地図づくり、ものづくり)のまとめの活動が、何とも和やかに、1年間のチームワークの成果を発露しながら行いました。3月3日の成果発表会が楽しみです。
今年のすぎなみ大人塾昼コース「だがしや楽校的社会の作り方」は、2月27日が最後です。ご関心ある方は、参観先客万来です。午前10時〜12時、セシオン杉並3階です。
昨日の講座で、雪国ツアーの記事を披露したところ、何と、4名ほどの方が、さっそく、21日〜23日、豪雪の西川町
を訪れることになりました。21日夜は、公民館で、山菜料理など、地元婦人会のいきいき食堂で交流する予定です。私も行きます。参加したい!という方は、西川町役場産業振興課に問い合わせてください。ただし、雪道気をつけてください。
なんだか、これからの日本の未来は、おばさんパワーが、地域を元気にする感じもします。
ユニークな講座と言えば、18日(土)、長野県上田市西部公民館で、「幸せのカタチづくりデザイン楽校」という奇妙な名の講座があります。こちらは、どんな中味になるのかなあ…。
災害の話題が多い毎日ですが、謙虚に備え、いざという時には助け合いながらも、日常、ともに愉快に創造的にたくましく生きる。これが、必要ではないでしょうか?
昨日の講座の黒板は、こんなでした。なんだか、わかりませんよね。

Posted by 管理者 at 00時38分 パーマリンク
2012.02.10
山ぶどうの里の雪回廊ツアーは、いかが? [フィールドワーク]

山形市内でも、30年ぶりの豪雪になっている今年、月山のふもとの西川町はさぞかしの大雪かと思い、工藤農園さんの山ぶどうは大丈夫なのだろうかと心配になり、雪の西川町を訪れました。江戸時代に建てられたという工藤さんのお宅は、雪にすっぽり包まれている感じでした。
山ぶどうの棚は、今年、もう4回雪おろしをしたそうです。工藤健一さん(72歳)も、これほどの大雪はあまり記憶がないとのこと。さぞかし大変なご苦労されていることと思いましたが、にこにこと穏やかな表情で、何とも意外なことを語られました。高さが1m70pほどある棚も埋まっているので、棚の上にサーカスのように乗って、長い雪へらで雪をつつく。すると、棚の網で中が空洞になっているので、つつくと、雪が一気にどさっと落ちる。それが何とも気持ちのいい快感。「雪は害を与えるけど、素直なものだ」と。山ぶどう自体も、平野では育たず、こういう気候でないととれない。だからたくましく生命力がある。ぶどうのつるはつるつるだけとも、山ぶどうのつるは、がさがさしていて雪がくっつきやすい。せん定(枝切り)のしかたも違う。また、自生の山ぶどうでは実も小さく収穫がほとんどわずかなので、やはり人の手で育ててあげなければならない。そんな話を、山ぶどうの原液をいただきながら聞きました。しかも、木によって味(すっぱさと甘さ)が違うのだそうです。
今回、山ぶどう原液「月山の宴」の箱の中には、箱の図案の紹介文とともに、ここ吉川地区の手づくり地図と、工藤さんの奥さん春子さんがつくられた、かわいい山ぶどう蔓の環が入っていました。かつて、雪国の農家では、冬は家の中でわらや山の素材を用いての生活用具づくりが当たり前に行なわれていました。各地のぶるさと民俗資料館にはそれらの生活品や道具が展示されています。山ぶどうというと、つる編みのバッグが数万円など高価な値段で売られているのを見ます。奥さんが見せてくれました。ところが、これは、自生のつるの皮をはいでつくるので、皮をはがれた山ぶどうは枯れてしまうのだそうです。これでは、何とも自然共生的なものづくりではありません。「工藤さんの山ぶどうのせん定した枝はどうしているのですか?」と尋ねると、リースなどに使う分は残しておいて、残りは、チップにして根元にまいているのだそうです。チップにして土にもどすのは、先月、山梨市の桃農家からも聞きました。せん定つるの活用手芸。その他の素材と組み合わせて、いろんな人が素材を持ち寄って集い、おしゃべりしながらものづくりできる場もあったらいいですよね、なども談議しました。山形市の元木公民館では「おしゃべり手芸の会」が毎月開かれていますが、そんな場が各地にできたら、人づき合いと助け合いとものづくりと人生の楽しみなどが育まれますね。家の中にこもって、雪だけでなく時間はたっぷりある方があちこちにいらっしゃるでしょうから。
山ぶどう棚を見に行くと、夏には棚の下から山ぶどうの葉を見上げて、葉の光と影のコントラストに見とれたことが思いおこされましたが、今は空中から山ぶどう棚を見下ろしている感じです。なるほど、この上に積もった雪をどさっと落とすことは、童心にかえったおもしろさがあるんだろうなあと、想像しました。「今度、山ぶどう棚の雪おろしする時は、先生もぜひしてみて」と誘われたので、その快感を味わってみたいものです。山ぶどうの里の雪の回廊ツアー、いかがですか? その日、それからまわったのは、トラヤワイナリー(もと酒造工場のワイン工場)→道の駅「銘水館」(地元婦人会の方々によるコミュニティ型食堂「いきいき食堂」も開く予定だそうです。近くの公民館にも宿泊できるそうですよ。)→軽部草履(寒河江市。大相撲の行事や時代劇などの草鞋もつくっています、若い人が履きたくなるものもつくっていきたいそうです)。
人のつながりづくりと、生産やものづくりにも関わって人生が広がるような旅、いかがですか?


Posted by 管理者 at 20時52分 パーマリンク
2012.02.01
モノとワザの大交流時代ーモノは天下の回り物 [つなげる楽校]

20万年前、アフリカ大陸でヒトが草原に降り立ったあと、インドネシアの火山の大爆発により、アフリカ大陸でも気温が低下し、動物は生存の危機になったそうです。その環境の危機を、ヒトが生き延びることができたカギを推測する手がかりとして、その環境異変の前後で、黒曜石の石器の出土範囲が大幅に広範囲になったということが、示されたそうです。
それは、当時、最も重要だったハイテクの黒曜石の石器を、わずかな食料と交換しながら、ヒトはお互いに助け合い、生き延びることができたのではないかと、先日の、NHKドキュメンタリー「ヒューマン1回目」で、紹介されていました。
地震の活動期に入った日本列島は、いつ、なんどき、どこで、地震災害がおこっても不思議ではなくなってしまっています。
そんな時期、たんに、デパートなどからお金で商品を買うだけの消費生活だけでなく、人と人が直接対面で、モノとワザを介してつながっていくことは、いざという時の人の絆づくりの役割もはたしていくことが期待されると思います。
岡山県のジーパン工場の切れ端を、山形県中山町の穂積繊維さんから昨年もらいました。
山形市の皮工場ミドリホクヨーからは皮の残りをもらってきました。
それらを少し、杉並区のすぎなみ大人塾に持っていったところ、先日、こんなステキなバッグがつくられたのを見せていただきました。
世田谷区、山形県南陽市などの講座の方々の中でも、それぞれ独自につくられた方がいらっしゃったと思います。
モノとワザを、自分のところにととめずに、どんどん人に循環させることで、脳神経のシナプスのように、人の絆をどんどん増やしていく社会実験を、さらに加速させてみたいと思います。みなさんもいかがですか?
同じ人のつながりでも、ネット上のフェイスブックなどのつながりだけよりも、生活の豊かさ、リアルな創造を楽しめますよ。
そう言えば、奥羽山脈をはさんで、日本海側の頁岩(けつがん)でできた石器が、松島などの太平洋側の3000年くらい前の縄文の遺跡から出土していることも、交流を示しています。
当時の山形縄文人と宮城縄文人は、どんな交換と助け合いをしていたのでしょうか?
Posted by 管理者 at 21時16分 パーマリンク
2012.01.28
生きている空間・第2改装 [CC喫茶店マツダナルド]
この研究室を使用させてもらってから、10ヶ月が過ぎました。駄菓子屋的空間づくりから、第2弾の改装をすることにしました。
都市の空間もそうですが、外界を積極的に改変していく人間が生きているということは、その空間自体も生きています。
畳をあげて、掃除をしたら、何と、外は大雪の厳寒の中、小さな虫が動いていました。
この写真のどこかにいます。さて、どこにいるか、見えますか?
畳の中に生きていたんでしょうか?
二つほしのテントウ虫のようです。
一体、何を食べていたんでしょうか?
外には、キャンヴァスなどの大型廃棄物が出されて、業者が回収に来ていました。
ゴミに出されたキャンヴァスをもらって、この部屋の「壁」にしました。この「壁」に紙を貼り、学生・社会人だれでも来室される方とのアイデアスケッチボードにしたいと思います。白板のように消すことなく、痕跡を累積していきます。
先日、NHKテレビのスタンフォード大学の白熱教室で、ブレーンストーミングの要点をしていました。アイデア出しは立って行う、…。
この部屋を、アイデアを出す先端空間の実験室にします。スタンフォード大学でもなかった視点や方法や用具を開発していきます。
富士紙器さん、ダンボールの机をあと2つ、椅子をあと3つ、お願いします!
さっそく、火曜日に来室される高畠町の社会教育指導員の皆さんが第一号の予定です。
アイデア・ギャルソン、がんばりますよ!
みなさんも、どうぞお越しください。先客万来です。アイデアの産卵場にします。
Posted by 管理者 at 20時21分 パーマリンク
2012.01.24
街中のメッセージとモダンアート [社会参画]
本日、朝から夜まで、手足が凍える中、総合美術コースの有志は、忍耐強く、よくディスプレイをしました。大変お疲れ様でした。
このウインドウを通り過ぎる人はみな、横目でみていきます。学生にも声をかける人もいたそうです。
街中に出現するモダンアート。その表現に込められたメッセージ。今回は、ヴァレンタインをテーマに、単にアベックの愛を超えて、あらゆる人々が垣根を越えて、老若男女がつながる隣人愛・人間愛・人類愛を表現するというメッセージは、ここを通ってみる人に感じてもらえることでしょう。
一般に、個人が自分の空間の中で表現することが芸術のイメージかもしれませんが、それは、一人で読書をするのと同じように、きわめて近代社会に生まれたパラダイムのようです。ただし、それの当事者は、それが当たり前であると思っていますが。これに対して、このような共同活動は、これまでは、あまり機会は少ないのかもしれませんが、この共同活動の意義や醍醐味や学びがいは、それを行った学生の皆さんは、体感しているようです。
こんな街中の共同アートを、一つの窓(場)だけでなく、一気に、7つ以上の窓で、それぞれ異なるコースが、同じ時期に、街中で行ったらどうなることでしょうか?
しかも、真夏のみちのくの夏祭りの時期に。
明日の午前に、そんな夢を語る話し合いをします。
どうなることでしょうか?
人間社会のおもしろさは、それまでなかったことを、人間が集まり、語り合い、イメージを練り合って、さらに新たな人に交渉し、何か活動を生み出しつつ、それを具現化していくことなのでしょう。
お互いに、立場や仕事や住んでいる場所は違えども、ともに、何か新たなことを生み出していこう。次の世代や社会を想いながら…。そんなことを、楽しくしていこうではありませんか!

Posted by 管理者 at 22時21分 パーマリンク
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